全国屈指の「ゴルフ場県」である本県にとって、利用者動向は大きな関心事だ。新型コロナ禍により昨年の春先は全国的に大きく落ち込んだが、現在は前年を上回り、回復傾向が続いているという▼しもつけ21フォーラム5月ウェブ特別例会で、日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘(くらもとまさひろ)会長が講演した。屋外で3密にならないことが好感され、新たにゴルフを始める若者が増えていると分析する▼一方、プレーをやめる人が、その4倍を超えるのが悩みの種。自身が59ストロークの日本最少記録(当時)を出したのが48歳だった例を挙げ、「ピークはいつでも来る。まだ来ていないと思って頑張って」と、長くプレーすることを勧めた▼「練習では3球続けて同じ距離を打たない」「クラブはいい物を。距離はお金で買える」「パーオン率は2割。スコアアップにはポジティブな刻み、戦略を」▼アマチュアへのアドバイスも盛りだくさんだった。分かっていても実践できない内容ばかり。プレーヤーとしてもゴルフ界のトップを走り続けてきた重鎮の話は説得力が違った▼7月の日本プロゴルフ選手権(日光カンツリー倶楽部(くらぶ))の有観客開催に意欲を示す。傘を配って入場者間の距離を確保するなど、万全の対策を講じる。4日間とも日傘として役目を終えられるような好天を待ちたい。