高齢者のネット予約を手伝う自治会関係者(左)

 那須塩原市は3日、市内の公立公民館15カ所とコールセンターで、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種の予約受け付けを5月6日以来、約1カ月ぶりに再開した。前回は半日で集団接種の予約枠が埋まり、電話の混雑の上、インターネットが使えず予約ができなかった人がいた。そのため今回は、自治会と市が初めて、高齢者のネット予約の支援を実施。計約2千人が利用した。

 今回は対象者を年齢別に分け、3日から75歳以上、5日から70歳以上、7日から65歳以上の人を受け付ける。コールセンターの電話回線も3倍の30に増やした。さらに、ネット予約の支援も行うこととした。

 西三島自治会は3、4の両日、同自治会館でネット予約の支援を実施。初日は地元有志ら約10人が、高齢者本人と確認しながらパソコンやタブレット端末で入力を手伝った。初日は約40人が利用した。

 主婦稲瀬マサ子(いなせまさこ)さん(82)は「5月は予約がすぐ埋まったので、やっと予約が取れた」と、ほっとした表情で話した。

 市は、公立の全15公民館に職員を配置して予約を手伝った。8日までの毎日行う。西那須野公民館で予約を申し込んだ無職小河原勝夫(こがわらかつお)さん(81)は「5月は何度電話しても通じなかった。ネットは使えないので、今日の支援があって助かった」と話していた。

 3日は午後5時時点で計約7150人が電話とネットで予約を済ませた。今回の予約枠約1万3千のうち55%が埋まった。

 市新型コロナウイルス感染症対策室の粟野誠一(あわのせいいち)室長(55)は「電話予約は夕方までつながらない人がいた。公民館での予約支援をできるだけ活用してほしい」と呼び掛けた。