【鹿沼】生子(いきこ)神社(樅山町)の氏子らでつくる子供泣き相撲講委員会は2日までに、9月19日に開催を予定していた国選択無形民俗文化財「生子神社の泣き相撲」を中止することを決めた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2年連続で中止となる。

 泣き相撲は子どもの健やかな成長を祈願するため、同神社秋季大祭の一環として行われる奇習。神社境内の土俵で力士に扮(ふん)したまわし姿の役員氏子が乳幼児を抱きかかえ、頭上高く3回持ち上げて元気な泣き声を競う。近年は近隣住民だけでなく首都圏からの参加者も増えている。

 コロナ禍の収束が見えない中、氏子らは春先から開催の可否を断続的に協議。人数制限など規模を縮小する案なども検討したが、参加者や関係者の安全確保が難しいなどとして中止を判断した。当日は関係者が神事のみを行う。同神社の氏子総代代表も務める高瀬一男(たかせかずお)委員長は「残念を通り越して悔しいが、やむを得ない。来年こそ開催できることを祈りたい」と話した。