中学時代は自転車通学。いつも遅刻ぎりぎりで、市街地を抜ける片道3キロ弱を全力疾走していた。交差点など危険箇所はいくつもあり、今思えば事故を起こさなかったのは、運が良かっただけなのだろう▼自転車の安全利用促進委員会の調査で、本県中学生のデータが全国ワーストとなった。2019年に起きた通学中の自転車事故のうち、最も過失の重い「第1当事者」になった割合が最高だった▼転倒など単独事故が多いのだが、事故は事故。他人に迷惑が掛からないからいいわけではない。単位人口当たりの事故件数も全国平均の2倍以上で、7番目に多いというから心配になる▼ちなみに件数ワーストは隣の群馬県。北関東という地理、全国屈指の乗用車普及率など共通点がいくつかあるとはいえ、何が原因なのか。魅力度ランキングもそうだが、良くない話題での競り合いはごめんだ▼県内では県が「自転車先進県」、宇都宮市が「自転車のまち」を目指すなど、各地で自転車を介した地域活性化が進む。二つのプロロードレースチームが本拠地を置くメッカでもある。不名誉な傾向は放置できない▼本県は、信号機のない横断歩道で歩行者を優先させない車の多さも喫緊の改善案件となっている。このままでは「交通後進県」のレッテルも貼られかねない。なんとかしなければ。