LGBT支援団体が31日に自民党本部に提出した署名に参加した当事者の栃木市、大学4年男性(23)は下野新聞社の取材に「(署名をした)これだけの人があの発言を『違う』と感じたということが発言者や社会全体に伝わることに意味がある」と語った。

 男性はゲイで、「種の保存に背く」との発言が本県選出議員によるものと知り「同じ県の人が言ったと思うと、すごくショックで悲しかった」。同性カップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」を鹿沼市、栃木市が導入するなど「地方でも(理解が)進んできていると思っていたのに…」と声を落とした。

 「今回の発言で傷ついた気持ちを誰にも話せない人もいると思う。そう思うといたたまれない」と同じ当事者へ思いを寄せる。「性的指向や性自認は自分で選んだわけではない。自分の存在価値が否定されるのは人によっては心が壊れてしまう。子どもを産めない人や持たない人も含め、いろいろな人を傷つけていると分かってほしい」と訴えた。