第2戦でルーズボールを奪うブレックスの竹内(中央)。球際の激しさで上回ることは勝利への絶対条件となる=30日、横浜アリーナ(B.LEAGUE提供)

 バスケットボールBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝は1日午後7時5分から、横浜市の横浜アリーナで第3戦を行い、4季ぶり2度目の優勝を目指す宇都宮ブレックス(東地区1位)が、初制覇を狙う千葉(同2位)と対戦する。互いに持ち味を発揮し、1勝1敗で迎える大一番。勝ったチームが優勝となる最終決戦の行方を展望する。

 第3戦は第4クオーターまでの40分間で決着が付かなかった場合、5分間の延長戦を勝敗が決するまで行う。

 ブレックスは第1戦で20点差で完敗したが、第2戦は24点差をつけて雪辱した。勝負を分けたのはリバウンド。初戦は30-44とゴール下で苦戦し、2次攻撃で失点を繰り返した。第2戦はガード陣も含む全員がボールへの執念を見せ、逆に42-32と圧倒した。

 第2戦ではベテラン竹内公輔(たけうちこうすけ)が体を投げ出してルーズボールを奪い、勢いを呼び込む場面もあった。第3戦でもリバウンドを含め、球際の強度で上回ることが勝利への絶対条件となる。

 第1クオーターの攻防も注目だ。初戦は千葉が連続8得点、第2戦はブレックスが連続15得点で一気に流れをつかんだ。堅守のブレックスとしては序盤で持ち味を発揮し、主導権を握りたい。

 決勝戦の個人成績では、ライアン・ロシターが両チーム最多11アシストで攻撃の起点として存在感を放つ。ベンチメンバーの渡辺裕規(わたなべひろのり)が第2戦の要所で3点シュートを沈めるなど10得点を挙げたことも好材料。得点源の比江島慎(ひえじままこと)は2戦で計8得点止まりなだけに、最終戦での奮起が期待される。

 守備は遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)が、勝負強い千葉のエース富樫勇樹(とがしゆうき)をいかに抑えるかが鍵。2戦計5スチールの鵤誠司(いかるがせいじ)の隙を突いたプレーにも注目したい。

 運命の一戦へ向け安斎竜三(あんざいりゅうぞう)監督は「(千葉を)75点以内に抑えれば良い試合になるだろう」と語り、渡辺は「一日でも長く、このチームでできることはすごくうれしい。僕だけじゃなく全員が活躍できるといい」と意気込んだ。