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車両基地で行われたLRT車両の連結作業=27日午後3時25分、宇都宮市下平出町、代表撮影

 JR宇都宮駅東側で2023年3月開業予定の次世代型路面電車(LRT)の車両が27日、栃木県宇都宮市下平出町の車両基地に初めて納入された。車両は1編成目の3両で、新潟県内の製造工場から一般道を約13時間半かけてトレーラーで陸送された。

 シートなどで覆われた車両は、基地内のクレーンで1両ずつ軌道に下ろされ、同日午後に3両の連結作業を完了した。今後、点検整備などが行われる。車両の愛称は「ライトライン」。1編成は全長約30メートルで、定員160人。同工場では計17編成分を製造する予定で、順次納入される。

 市と芳賀町が整備するLRT区間は、宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地の約14.6キロ。全線新設のLRT整備は全国初となる。作業を見守った佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「いよいよ整備事業のゴール、そして運行開始が確実なものとなった」、見目匡(けんもくただし)町長は「議会、町民ともわくわくしている。必ず事業を成功させたい」と述べた。

 LRT整備を巡って市は今年1月、地盤改良費用などで概算事業費が226億円増の684億円に増加したと公表。新型コロナウイルス感染拡大で用地取得に時間を要したことなどで、開業予定は当初の22年3月から1年程度延期された。

 LRTは宇都宮駅西側への延伸計画もあり、市が区間を検討している。