練習に汗を流す鈴木さん

表彰状を手に笑顔の鈴木さん

練習に汗を流す鈴木さん 表彰状を手に笑顔の鈴木さん

 世界王者らトップ選手が小中学生ボクサーの動画を審査する日本ボクシング連盟の「UJ(アンダージュニア)シャドーボクシングチャレンジ2021」がこのほど行われ、栃木県の白鴎足利高1年鈴木美結(すずきみゆう)さん(15)が参加選手中最多となる4人から最高評価を集めた。審査員は22人で、複数から評価を得た選手はいたものの、WBO世界スーパーフライ級王者井岡一翔(いおかかずと)選手ら4人から「最高」とされたのは鈴木選手だけ。同連盟は「4冠王」とたたえている。

 UJは同連盟の中学生以下のカテゴリー。動画審査は、新型コロナ禍で各種大会が中止になる中、練習成果を発揮する場として企画し、全国から110人が参加。鈴木さんは中学生だった昨年3月末に応募した。

 審査は、現役選手ら22人が動画を視聴し、それぞれ各1人を推挙するもの。鈴木さんの動画は、井岡選手のほか、2017年に女子で世界5階級制覇した藤岡奈穂子(ふじおかなおこ)ら3選手が最高と評価。井岡選手は「パンチ、ステップワークともスピード豊かで力強さがある」とし「オリンピック金メダルを目指してほしい」とエールを送った。鈴木さんは「全国大会が無くなり、モチベーションが下がっていたが、やってきた練習が間違いじゃないと思えた」と自信を付けた様子だ。

 鈴木さんは埼玉県宮代町百間中出身。3歳年上の兄の影響を受け6歳で競技を始めた。中学2年時に同連盟主催の「第1回キッズボクシング統一王座決定戦」で日本一に輝き、今春、白鴎足利高ボクシング部の北村員也(きたむらかずや)監督に師事するため進学した。

 6月に本県で開かれる関東大会で、高校公式戦デビューを果たす。北村監督は「パワーがつけばすぐに世界で戦える」と評価。鈴木さんも「日本代表入りし、将来五輪でメダルを取れるよう成長したい」と活躍を誓った。

 受賞動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」の同連盟チャンネル「UJシャドー」を検索すると見られる。