新型コロナウイルス感染症対策を徹底している飲食店を認証する栃木県の制度「とちまる安心認証」の現地調査が26日、宇都宮市内で始まった。申請店舗に調査員が出向き、消毒や換気の状況など認証基準の38項目を確認した。
県の委託を受けたJTB宇都宮支店が事務局を担う。この日は、研修を受けた調査員4人が二手に分かれ、同市上大曽町のホテル東日本宇都宮内の飲食店8店舗を調査した。
イタリア料理店「フォンターナ」では、テーブル周辺の消毒状況の確認や、座席の間隔が1メートル以上離れているかをメジャーで測るなどして調査。換気の方法や、従業員が取り組む感染予防対策のチェックリストなども確認した。約15分にわたり店内を見回った。
同店の桒野真知子(くわのまちこ)店長は「認証を受け、お客さまの不安を少しでも減らしていきたい」と話した。
調査内容は県に報告され、基準を満たしている店舗には約2週間後にステッカーが郵送される。事務局によると、同日までに170件の申請があり、今後は1日に15~20件を調査する予定という。第1回申込期間は10月31日まで。