宅食をきっかけに家庭の困りごとに寄り添う「ぱんだのしっぽ」の萩原さん=9日、宇都宮市内

 定期的な食品の配達をきっかけにつながり経済的に困窮する家庭などの悩みを助ける「子ども宅食」が県内で広がりつつある。新型コロナウイルス禍で困窮する人や、外出機会が減って社会から孤立する人は増えている。困窮などで精神的に追い詰められ、自ら支援に手を挙げられない人もおり、アウトリーチ(訪問支援)の需要は増す。一堂に会する「子ども食堂」と異なる特徴もあり、支援の多様化にもつながっている。

 「最近どう?」。ひとり親家庭を支援するNPO法人「ぱんだのしっぽ」(宇都宮市御幸町)のメンバー萩原希久子(はぎわらきくこ)さん(51)は9日、市内の女性(29)宅を訪ねた。