男性が開発した「フラウキョウカ」。「不正品が出回ると正規の生産者にも申し訳ない」と語る=21日午前、真岡市内

 ブランド農産物など登録された品種の保護を強化する改正種苗法が先月、施行された。昨年11月には、品種登録したアジサイを無許可で出品したとされる同法違反事件の書類送検が県外であり、真岡市の園芸栽培経営者の男性(72)が被害者となった。権利が保護されている品種を無断で増やし販売する違法行為は、故意や無知を問わず後を絶たないが、追及のハードルが高く、立件は全国的にもまれだ。国や県は法令順守を強く呼び掛けている。

 岐阜県警に書類送検されたのは、三重県志摩市の50代農業女性で、男性が品種登録したアジサイ「フラウキョウカ」の苗を、許諾を得ずインターネットオークションに出品したとされる。正規の店で苗を買い、自分で増やして販売したとされ「フラウキョウカは人気があり、高値で落札される」と話しているという。