日光のポスターがずらりと並ぶ車内

 日光市観光協会は、東武鉄道が栃木県を中心に運行する電車で、車内広告を全て日光のPRポスターで埋め尽くす「車内広告ジャック」を行っている。同鉄道と連携した取り組み。埼玉県の東武日光線南栗橋駅と、市内の東武日光駅、東武鬼怒川線新藤原駅の2駅をつなぐ路線の一部電車で6月末まで掲示。主に新型コロナウイルス感染症の収束後の誘客につなげることを狙う。

 同協会などが新たに制作したポスターを使って広告ジャックを企画。キャッチコピーは「かわいい日光」。ポスターはSNS(会員制交流サイト)映えを意識し、鬼怒川温泉のキャラクター「鬼怒太(きぬた)」や日光東照宮、日光天然氷のかき氷をかわいらしくデザインしたイラスト10種類を1枚にまとめた。

 ベージュとえんじ色が特徴の車体「6050型リバイバルカラー」の4両編成全車両で、車窓の上部に縦約36センチ、横約103センチのポスター計124枚をずらりと並べ、車内を日光一色に染めている。南栗橋駅~東武日光駅、新藤原駅間を1日当たり10本超運行しているという。

 このほか、東京メトロの半蔵門線や日比谷線に乗り入れる東武鉄道の車両と、同鉄道やJRの主要駅でも一部区画で掲示している。

 東武日光線の乗客からは「かわいい日光とは何だろうと目をひかれた」「かき氷や花などの絵が連続で並び、日光をPRしているのが伝わった」などと好意的な意見が出されている。

 同協会の福田栄仁(ふくだえいひと)事務局長(66)は「ポスターに目を留めて日光を知ってもらい、コロナ収束後には観光先として選んでほしい」と話している。