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舞台あいさつに立った主演の和泉さん(右から3人目)ら出演者と五藤監督(左端)

 鹿沼市を舞台にした映画「ほうきに願いを」の完成特別上映会が22日、市民文化センター小ホールで開かれ、出演した俳優のモロ師岡(もろおか)さんや宇都宮市出身の和泉詩(いずみうた)さんらが舞台あいさつした。

 作品は「鹿沼箒(ほうき)」の職人と、東日本大震災で被災し、母親と宮城県から市内に移住した少女の触れ合いを描いた。震災の傷が癒えないまま高校受験を控える少女と、彼女を支えようとする職人、戸惑いながらも見守る妻や娘らの心の葛藤や絆が市内の風景とともに描かれている。

 上映は3回行われ、1回目は市民ら約150人が鑑賞。舞台あいさつには五藤利弘(ごとうとしひろ)監督、職人の母娘役を演じた宇都宮市出身の岩瀬晶子(いわせあきこ)さんと桃果(ももか)さんも登壇し、原案を作った仲町のほうき店店主鈴木隆(すずきたかし)さん(57)が師岡さんに花束を贈呈した。

 15歳で映画初主演の和泉さんは「皆さんが温かく支えて下さり、落ち着いて役になりきれた」と感慨深げ。師岡さんは「人が集まるのが難しい時代だが、この作品を見て皆さんの心がほうきを束ねたように一つになれば」と絆の大切さを訴えた。作品は6月から東京、神奈川などの映画館で上映される。