虎柄の生地が印象的な「百目や鬼」。老舗和菓子店ならではの上品な味わい

 宇都宮市内に伝わる伝説の妖怪「百目鬼(どうめき)」をイメージした和菓子「百目(どうめ)や鬼(き)」(165円。箱詰め4個760円)。半年前に初めて購入した際、虎柄の生地に思わず「かわいい」とつぶやいてしまった。

Web写真館に別カットの写真

 店北側には、伝説にちなんだ百目鬼通りがあり、若旦那の斎藤大聡(さいとうひろとし)さん(38)夫妻が「通りにちなんだ菓子を作りたい」と2019年末に考案。以前から商品化の要望があったどらやき風に仕立てた。

 皮は餅の粉を入れた薄めの生地で、模様は鬼の服装をイメージ。当初、鬼の焼き印も考えたが、斎藤さんは「修業した京都では和菓子を抽象的に表現するのが一般的。含みを帯びた商品にしました」。

 見た目は一般的などらやきより小ぶりだが、手に持つと思いの外ずっしり。中には北海道産の小豆を使った粒あんがたっぷり入っている。さっぱりした甘さで飽きが来ない。もちもちの生地との相性も抜群だ。

 一つずつ手作りし、発売以来、リピーターも多いという。百目や鬼のほか、黄ぶなをモチーフにした「宮小鮒」や「大谷石の華」など地元にちなんだ和菓子もあり、贈答用にすれば会話が弾みそうだ。

 ◆メモ 宇都宮市塙田2の5の23▽営業時間 午前9時~午後5時▽定休日 日曜。祝日は不定休▽(問)028・622・4377