節句飾りの前で記念撮影する0歳頃の宏正さん

大宮宏正さん(千葉ジェッツ提供)

大宮宏正さんの年表

節句飾りの前で記念撮影する0歳頃の宏正さん 大宮宏正さん(千葉ジェッツ提供) 大宮宏正さんの年表

 男子バスケットボール元日本代表で、現在はBリーグ千葉ジェッツでプレーする大宮宏正(おおみやひろまさ)選手(37)。母富美代(ふみよ)さん(60)に子育てを振り返ってもらった。

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 わが家は代々続くお寺で、「宏正」という名前は先代住職だった祖父が「広く大きく、正しく育ってほしい」との願いを込めて付けてくれました。僧名になると呼び方が変わるので、そのことも意識していたのかもしれません。

 幼稚園や学校から帰ってくると、お友だちがわが家に集まってよく境内で遊んでいました。幼稚園の年長から小学1年生ごろにファミコン(ファミリーコンピュータ)がはやって、よく友達とプレーしていましたが、宏正は「ゲームをやり過ぎると頭が痛くなる」と言って鬼ごっこやピストルごっこといった体を動かす遊びを好んでいました。段ボールにセミをいっぱい捕まえたり、近くの川でカエルの卵を取ってきたりと、自然の中での遊びにも夢中になっていました。

 宏正は一見おとなしそうでマイペースな子でしたが、いろいろなことに興味を持って挑戦していました。当時Jリーグが始まって人気だったサッカーは、幼稚園から小学校卒業まで続けていました。また小学校には土俵や冬限定のスケートリンクもあったので、サッカーや相撲、スケート、水泳などさまざまなスポーツに取り組んでいました。

 スポーツ以外もそろばんやお習字など、毎日のように習い事をしていましたね。本人も忙しかったとは思いましたが、「幼い頃の学びで身にならないことはない」と思って応援していました。特にお習字は将来必要になることと思ってやらせていましたが、今でも宏正は時折筆を手に取っているようです。

 また自分がこれをやりたいと思ったら絶対に曲げない、芯の強い子でした。縄跳びの二重跳びがうまくできずに泣きながら練習していましたが、次の日にはマスターしていました。

 ちょっと泣き虫だけど何に対しても一生懸命なところを周囲も見ていてくれていたからか、鼓笛隊の先頭に選ばれたり卒業式の在校生代表として送辞を読んだりと、要所要所で大きな役目を任せてもらっていました。

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