新型コロナウイルスワクチン接種に当たる医療従事者の確保が難しい市町を支援するため、栃木県は21日、医師や看護師などの資格を持つ人にメールアドレスを登録してもらい、市町の求人情報を配信する取り組みを始めた。資格がありながら離職中の「潜在看護師」らに期待をかけ、登録を呼び掛けている。

 県感染症対策課によると、政府が高齢者向けワクチン接種で目標の完了時期を7月末に前倒ししたこともあり、もともと医療機関が少なかったり、集団接種の回数を増やしたりした市町から「接種に当たる人が足りない」との声が上がっているという。

 募集するのは医師、看護師、准看護師、保健師、助産師の資格を持つ人。経験年数などは問わない。登録があったメールアドレスに、接種に関する情報や、詳細な求人情報を送信する。

 高齢者の集団接種を進めるさくら市では看護師不足を受け、臨時職員として看護師計25人を採用している。今後は接種日が増えるため、同市の担当者は「追加の募集も必要になるかもしれない」と話す。

 登録はメールの本文に、氏名と住所、保有する資格、電話番号の4項目を明記し、県新型コロナ対策本部(coronavaccine-honbu002@pref.tochigi.lg.jp)に送れば完了となる。(問)県感染症対策課028・623・3089。