日光市の大嶋一生(おおしまかずお)市長の死去に伴う市長選は23日に投票が行われ、即日開票される。いずれも無所属新人で、前市議粉川昭一(こなかわしょういち)氏(57)と、元副市長阿部哲夫(あべてつお)氏(71)=自民推薦=の自民党系2人による一騎打ちとなり、激しい舌戦を繰り広げている。

 選挙戦では市の財政再建や新型コロナウイルス対策などが争点となっている。

 粉川氏は「若さと行動力」をアピール。デジタル行政を推進し、業務効率化や経費削減など行財政改革に取り組むと主張している。

 「迅速性を重視したコロナ対策の実行」を掲げ、市のコロナ対策室の体制を拡充した対策センターを設置して、迅速なワクチン接種や的確な情報発信を目指す。有料指定ごみ袋の料金見直しなどにも意欲を示す。

 阿部氏は40年の行政経験で培った知識や人脈を武器に「国や県、企業とのパイプを生かし行政運営する」と強調。市内三つ目の産業団地を造成して税収増と雇用創出に努めると主張し、経費の総点検なども行って財政の立て直しを図る。

 コロナ対策では、国の交付金を活用して高齢者や子どもがいる家庭に一律1万円を給付するとしている。