カラスを観察する塚原社長=宇都宮市(クロウラボ提供)

 宇都宮大でカラスの研究をしていた卒業生がカラス被害対策コンサルティング会社「クロウラボ」(宇都宮市中央3丁目、塚原直樹(つかはらなおき)社長)を立ち上げ、本年度から活動を本格化させている。「全国でも他にない」(塚原社長)という事業。宇大と連携し、15年間の研究で得たカラスの生理・生態の知見を基にして、農作物など被害現場に合った適切な対策を提案する。

 塚原社長は、カラス研究の第一人者といわれる宇大の杉田昭栄(すぎたしょうえい)教授(当時)の下で研究を重ねた。杉田氏を顧問に迎え、昨年12月に創業した。4月から県産業会館内の宇都宮ベンチャーズに事務所を構える。塚原社長は「単に駆除するだけでなく、自然に寄り添う形で問題を解決できる社会につなげたい」と話す。