終末期の在宅医療をテーマにした吉永小百合(よしながさゆり)さん主演の映画「いのちの停車場」が21日、全国の一部地域を除いて公開される。撮影の一部が栃木市内で行われたほか、下野市で在宅医療に取り組む「つるかめ診療所」の鶴岡優子(つるおかゆうこ)所長(53)と鶴岡浩樹(つるおかこうき)医師(53)が医療指導に関わった。日々、患者の命に寄り添う鶴岡さん夫婦に医療指導の経緯や、普段どのような思いで在宅医療に携わっているのかを聞いた。
映画は、都内の病院に勤めていた吉永さんが演じる主人公の救命救急医が、ある事情から父の住む金沢市の実家へ戻り、在宅医療専門の医師として働くストーリー。