宇都宮市がJR宇都宮駅東口の開発構想を明らかにした。次世代型面電車(LRT)の建設工事も始めており、駅東地区の開発ラッシュが一気に来た感がある▼どちらも市にとって長年の懸案で、特に東口開発は1980年の栃の葉国体で東口が利用開始になった時からの課題だった。過去に2度、開発構想がまとまったが、バブル崩壊やリーマンショックで白紙となり、景気の波に翻弄(ほんろう)されてきた▼駅前の一等地にある市有地は約2・6ヘクタール。これだけまとまった面積は全国でも例がないという。ここ10年ほど、ギョーザ店などに貸し出し暫定利用してきたが、広大な遊休地はもったいなかった▼今回、野村不動産など17社で構成する企業グループが整備事業者に選ばれた。2千人収容の大ホールや大小の会議室を備えた会議中心型コンベンション施設のほか、ホテルや民間オフィスなどが入る二つの複合施設、高度専門病院の建設などが提案された▼コンベンション施設は近県に同種のものはなく、東京国際フォーラムをイメージすれば分かりやすい。国際会議や各種学会の開催で一定の利用者を見込んでいる▼開業は2022年7月を予定する。イメージ図を見ると、新たな県都の玄関口の姿に夢が膨らむ。長い間待っただけのかいがあった、と思えるような都市景観になってほしい。