プロデビュー戦を白星で飾った後藤選手(左)

 【宇都宮】市出身のプロボクサー後藤竜也(ごとうりゅうや)選手(20)=西原3丁目、宇都宮金田ジム=のデビュー戦が5月、東京・大田区総合体育館で行われ、1回41秒TKO勝ちを飾った。試合は井上尚弥(いのうえなおや)選手(25)の世界戦の前座として開催され、「幸せな時間だった。またこんな場所で試合がしたい」。競技歴1年3カ月ほどの“遅咲きの20歳”が確かな一歩を刻んだ。

 後藤選手は身長173センチ、体重64キロ。階級はスーパーフェザー級なので、試合では58キロ程度まで減量する。ボクシングの名門・作新学院高出身だが、高校時代は部活動に所属せず。昨年3月からジムに通うが、最初は何となく興味を持った程度だったという。

 同ジムの金田博之(かねだひろゆき)コーチ(41)は「近年では珍しい高校卒業後から本格的に始めた選手。だが、体の使い方のバランスがよく、面白いと思った」と話す。趣味は犬の散歩、ジムに通う小学生たちとも気さくに会話するなど普段の性格は穏やかだ。当初はスパーリングですら恐怖だったというが、パンチを当てる感覚に楽しさを覚え技術も向上していった。