出荷が制限されている栃木県那須塩原市内で採れた野生のサンショウを販売したとして、県が那須町のスーパーと同市内の出荷者に対し、出荷、販売を停止するよう指導していたことが17日、分かった。県によると、販売されたサンショウと同じ場所で採取されたものから国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。同店は自主回収を進めている。

 100ベクレルを超える放射性セシウムが検出された農産物は国により出荷が制限されており、県によると、同市のほか県内では日光、大田原、宇都宮の計4市で採取された野生のサンショウの販売はできない。

 同店は今月4~10日にかけて、那須塩原市産の野生のサンショウ(1袋100グラム)を店内の直売コーナーで販売した。購入客から「(放射性セシウムの値が)基準値を超えている」という情報提供を受けた県が11~13日に検査し発覚した。

 県によると、出荷者は「(同市産の)野生のサンショウを出荷できないとは知らなかった」と話しているという。販売個数は「少なくとも10袋以上」という。

 同店は「今後は直売の農産物が店頭に並ぶ前に全て確認するなど、チェック態勢を強化する」としている。