栃木県は17日、ネパールから帰国した3人が新型コロナウイルスのインド変異株に感染していたと発表した。インドに由来する変異株の感染が県内で確認されるのは初めて。
県によると、3人は30代男性と10歳未満の男児、20代女性。2人が軽症で、1人が無症状。全員親族で、5月上旬に2日に分けてこのほか3人の親族と帰国した。ネパール出国前の検査と空港検疫ではいずれも陰性だった。
2週間の自宅待機中、6人のうち3人に発熱などの症状が出たため、保健所が検査し、6人全員の新型コロナウイルス陽性が判明。県が委託する県内医療機関でゲノム解析を行い、3人がインド変異株だと分かった。