小児がん、経験者語る 栃木県など初のシンポ開催

 小児・AYA世代(15~30歳前後)のがんに関するシンポジウム「知ってますか?こどもや若者のがん」が6日、県総合文化センターで初めて開かれ、小児がん経験者や医療関係者らが社会に求められる支援などを話し合った。

 県と県がん診療連携協議会、第一生命保険などの主催。希少がんを含め種類が多い小児・AYA世代のがんや、治療後の妊娠・出産などへ理解を深めてもらうのが目的で、県内の行政職員や教員、医療関係者ら約190人が参加した。

 8歳と14歳の時に小児がんと診断され、現在は看護師として働く田口奈名絵(たぐちななえ)さんは、周囲に病気が感染すると誤解された経験を明かし「院内学級と地元の学校が連携して患者の同級生らに正しい知識を伝えるなど、勉強だけでなく心のケアにも目を向けられるような体制が必要」と強調した。医療ソーシャルワーカーの東野怜奈(ひがしのれな)さんは、患者にきょうだいがいる場合にも保護者が安心して子どもと面会できるようなサポート体制などを提案した。