県の幹部人事で、福田富一(ふくだとみかず)知事は2日までに、3月末で任期満了となる鈴木誠一(すずきせいいち)副知事(67)の後任に、3月末に定年退職する県総合政策部長の北村一郎(きたむらいちろう)氏(60)を充てる方針を固めた。鈴木副知事は1期限りで勇退する。21日開会予定の2月通常会議に、副知事の選任同意を求める人事案件を提出する。4月からは北村氏と赤松俊彦(あかまつとしひこ)副知事の2人体制となる。

 鈴木副知事は2014年4月に就任。県政運営の基本方針となる「とちぎ元気発信プラン」、県版人口減少対策「とちぎ創生15(いちご)戦略」の策定などに尽力した。人口減少が深刻化し、県と市町との連携が不可欠となる中、県と25市町で組織する「とちぎ地方創生推進会議」の会長を務めるなど調整役を担い、地方創生の取り組みに一定の道筋をつけた。

 後任の北村氏は15年4月、知事部局の司令塔である県総合政策部の部長に就任。高い行政手腕などが評価されており、重要課題の地方創生の舵取り役を担う。また、20年の東京五輪・パラリンピック、22年の栃木国体といった大型イベントにも的確に対応するため、鈴木副知事を支えてきた北村氏を即戦力として登用するのが適切と判断したとみられる。