大田原市の津久井富雄(つくいとみお)市長は14日の定例記者会見で、新型コロナウイルスワクチン集団接種初日の9日にキャンセル分を接種したことに関し「新型コロナウイルス感染症対策本部の人員や意思決定者の欠如による業務停滞の影響の大きさを考えると、(自身を含めた)本部員に接種することは危機管理上やむを得ない。ご理解いただきたい」と述べた。

 市新型インフルエンザ等対策マニュアルでは、住民に先だって行う「特定接種」の対象に対策本部員が含まれる。今回はこれを準用し、本部長の市長と、副本部長の藤原和美(ふじわらかずみ)副市長、担当職員ら7人が接種した。

 16日の次回以降にキャンセルが出た場合は、同じく副本部長の永山林(ながやまはやし)副市長(69)と植竹福二(うえたけふくじ)教育長(72)にも接種を行う方針。

 市は9日、市長らの接種に対する意見が同日午後3時までに20件寄せられたと発表した。批判や理解の声、キャンセル分を市民が接種できる仕組みの要望などだった。