脚力維持のための健康器具を試す利用者と、開発した根本さん(奥)

 【大田原・那須塩原】元中学校長で、健康寿命向上のための健康運動器具開発を手掛ける根本昌次(ねもとしょうじ)さん(74)=那須塩原市沓掛=は12日、大田原市実取の高齢者施設「晴風園みどりの郷」でゲーム感覚で楽しめる器具の試用会を実施した。

 根本さんは、福原の市ふれあいの丘に2016年度から3年間設置された「市ものづくり研究室」の元室長。同室終了後は、城山1丁目、まつや薬局の松本寿広(まつもととしひろ)さん(71)から活動費や場所の提供を受けながら器具開発を続けてきた。

 コロナ禍で外出が減る中、集中して製作。従来の3機種を改良し今年3月までに新たに3機種を開発した。

 試用会は操作性や安全性確認が目的。点灯したボタンを手で押して、認知と反射機能を高める「モグラたたきマシン」、足踏みの歩数やスティックを握りしめた回数で日本の名所などの画像を楽しめる握力・脚力維持の「遠足気分」など全6機種を持ち込んだ。

 画面表示の色に従って同じ色のペダルを踏む「脳脚ゲーム」を体験した利用者の高橋(たかはし)シズ子(こ)さん(84)は「夢中でやった。運動になってよかった」と喜んだ。

 試用会を終え、根本さんは「ボタンの点灯スピードを遅くするなど改善したい」と話した。福原健治(ふくわらけんじ)施設長(55)は「完成したら使いたい。新型コロナで外出できないので、室内で楽しめたらありがたい」と期待していた。