2021年1~3月の業種別労災発生割合

 【足利】足利労働基準監督署が管轄する市内で1~3月に発生した労働災害は52件で、このうち最多の24件が社会福祉施設で発生していたことが12日までに、同署のまとめで分かった。大半が新型コロナウイルス感染症により4日以上休業したケースという。市内では2020年末から21年1月にかけて社会福祉施設で5例のクラスター(感染者集団)が発生しており、コロナ禍の影響の大きさが浮き彫りとなった。

 前年同期の労災件数は市内全体で27件。そのうち社会福祉施設で発生したのは1件だけだったことからも、年末年始のコロナ禍の猛威がうかがわれる。

 同署は「当該施設への影響を考慮すると、24件の詳細な内訳を明かすことはできないが、大半(の原因)が新型コロナウイルス感染症」と説明。その上で「事業所内で発生した感染症は労災請求できるということを、事業主や働く人たちに知っていてほしい」と呼び掛けている。