日本代表の奮闘を語る元代表の栃木SC大黒選手=3日午後、宇都宮市白沢町

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本がベルギーに競り負け敗退した3日、2006年のW杯ドイツ大会に出場したJ2栃木SCのFW大黒将志(おおぐろまさし)選手(38)が下野新聞社の取材に応じ、世界ランキング3位の強豪を追い詰めた日本代表の奮闘を「すごく勇気を持って攻めてくれた。非常に価値あるベスト16」と絶賛した。

 大黒選手はW杯出場に加え、Jリーグガンバ大阪時代に西野朗(にしのあきら)監督の下でプレーした経験も持つ。2点を奪ってから逆転負けしたベルギー戦について「2-0になる時間が早く、守りにいくには時間があり過ぎ、失点をしたくないから思い切って攻められなかった面があった。2-1の時間を延ばしたかった」とみる。

 一方で「本当に強い相手から2点を奪えたことはすごい。あとは紙一重で、こういう経験を積み重ねれば、日本代表としてどんどん成長していく」と評価した。

 前評判が高くないとされた中でのグループリーグ突破。「(初戦の)コロンビア戦で良い勝ち方ができた自信が大きかった」と指摘する。「俊敏性を生かし自分たちから仕掛け、攻めていくスタイルを貫いた上でのベスト16。西野さんらしさを出した攻撃的な采配も素晴らしかった」とたたえた。

 今後の代表監督も「西野さんの継続がいいと思う」と期待し「ワールドカップの盛り上がりは一時のブームの面がある。Jリーグの選手も海外の選手も一人一人がレベルを上げ、進化していくことが今後の日本代表のレベルを上げることにつながる」と話した。