飲食店従業員(中央)に「とちまる安心認証」について説明する県職員=4月27日、宇都宮市内

「とちまる安心認証」の主な項目

飲食店従業員(中央)に「とちまる安心認証」について説明する県職員=4月27日、宇都宮市内 「とちまる安心認証」の主な項目

 福田富一(ふくだとみかず)知事は11日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症対策を徹底している飲食店を認証する「とちまる安心認証」の基準となる38項目を公表した。17日から申請を受け付ける。

 栃木県は4月の補正予算で同事業に7千万円を計上している。(1)来店者の感染症予防(2)従業員の感染症予防(3)施設の衛生管理徹底(4)感染予防対策の掲示(5)発生に備えた対処方針-の五つを柱に、各項目を設定した。

 店内では座席の間隔を最低1メートル以上確保しアクリル板などで遮断することや、滞在時間を2時間程度を目安に制限すること、などを盛り込んだ。換気は30分に1回、5分程度、窓を全開にするなど詳細に明記。「取組宣言書」や、日々の感染予防対策のチェックリストの掲示なども求めている。

 このほか推奨する取り組みとして、専用QRコードを読み取ることで感染リスクを通知する「とちまる安心通知」の掲示など3項目を加えた。

 申請は郵送や同事業事務局のホームページ(HP)で受け付け、県が委託した調査員が現地確認を行う。基準に適合していれば認証ステッカーを交付してHPで公表する。申請から交付までは数週間程度かかる見通し。基準が守られていない場合、認証を取り消すこともある。

 現在は利用停止中だが、飲食業界への支援策「Go To イート」の食事券や、感染が落ち着いた後の県の経済対策「県民一家族一旅行推進事業」の地域クーポン券は認証店舗でのみ使用可能となる。

 福田知事は「県民が安心して飲食できる環境を整え、多くの店舗に申請してもらいたい」と話した。