小山市の渡良瀬遊水地に設置された人工巣塔に小枝を運ぶコウノトリ=2018年2月

コウノトリの人工巣塔設置候補地

小山市の渡良瀬遊水地に設置された人工巣塔に小枝を運ぶコウノトリ=2018年2月 コウノトリの人工巣塔設置候補地

 【栃木】市は11日の定例記者会見で、渡良瀬遊水地内にコウノトリの人工巣塔2基を設置すると発表した。周辺に飛来するコウノトリの定着と野外繁殖につなげ、人とコウノトリが共生できる地域づくりを図るのが目的。人工巣塔は現在、小山市内の同遊水地とその周辺に5基あるが、栃木市内への設置は初めてという。市は2021年度中の設置を目指し、関係者と候補地の検討を進めている。

 市によると、人工巣塔はライオンズクラブ国際協会333-B地区から製作費などの寄付を受け設置する。高さ12・5メートルで、コンクリート製支柱の頂上部に直径1・8メートルの金属製の巣台を取り付けたものを予定している。

 候補地はコウノトリの飛来が確認されている渡良瀬遊水地の第1、3調節池周辺で調整しており、コウノトリの専門家などから意見を聞いているという。遊水地内に設置する場合、管理者の国土交通省の許可が必要で、22年1~3月中の設置になる見通し。