足輪を装着するため一時的に巣から取り出されるコウノトリのひな=10日午前10時25分、小山市下生井(超望遠レンズ使用)

 小山市下生井の渡良瀬遊水地で生まれた国の特別天然記念物コウノトリのひな2羽に、個体識別のための足輪が10日、取り付けられた。生後42日目とされるひなは、大きい方が4・9キログラム、小さい方が3・5キログラム。ともに順調に成育しており、大きい方は母鳥より重いという。

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 同所での足輪装着は2年連続。作業はコウノトリの国内研究機関「IPPM-OWS」の協力で、小山市などが実施した。遊水地内にある高さ12・5メートルの人工巣塔に高所作業車で近づき、親鳥が逃げた隙に網でひなを捕獲。地上に降ろして足輪を装着し、血液と羽毛の検体を採取して巣に戻した。雌雄は10日ほどで判明する。

 作業は午前10時20分ごろから始まり、40分程度で終わった。この間、2羽の親鳥は巣の近くの沼で様子をうかがい、作業終了後1時間ほどでひなが待つ巣に戻った。

 人工巣塔から約400メートル離れた堤防上には約130人の見物者が訪れ、望遠レンズや双眼鏡をのぞき込んでは作業が無事終了するのを見守っていた。