県が目指す外来種対策のサイクル

県南地区の樹木に被害を広げているクビアカツヤカミキリ(県提供)

県が目指す外来種対策のサイクル 県南地区の樹木に被害を広げているクビアカツヤカミキリ(県提供)

 モモやサクラの樹木を食い荒らすクビアカツヤカミキリなど県内で被害が拡大している外来種を防除するため、県は本年度、全県的な対策に乗り出す。これまでは外来種ごとに対策を講じてきたが、県内の分布や被害状況を分析した上で優先順位を付け、市町や近隣県との連携体制を整え、対策に当たる。県民から情報提供してもらう窓口も設け、県全体での戦略的な取り組みを目指す。

 県によると、県内には現在、アメリカミンクやアライグマ、オオハンゴンソウなど動植物23種の特定外来生物が確認されている。近年では県南地区でクビアカツヤカミキリの被害が急拡大し、農業や生活環境に影響を及ぼしている。

 従来は外来種に関する情報収集が不十分なこともあり、横断的な対策はできていなかった。このため県は3月、有識者会議の提言を踏まえ、課題や今後の取り組みを盛り込んだ対策方針を策定した。