県内の安全運転相談件数

 鹿沼市でてんかんの持病を隠した運転手のクレーン車に児童6人がはねられ死亡した事故は先月、発生から10年が経過した。県警が2020年にドライバーらから受けた安全運転相談(運転適性相談)は2626件で、事故が発生した11年の2倍以上の水準で推移していることが8日までに、県警のまとめで分かった。事故を契機として病気があるドライバーが相談しやすい環境が整い、窓口が定着したためとみられる。

 県警運転免許管理課によると、安全運転相談では、てんかんや統合失調症といった病気、加齢による身体機能の低下で免許の取得、更新に不安を抱える人やその家族に対し、助言している。20年には「過去に意識消失を経験したが、教習所に通いたい。どうしたらいいか」「高齢の親が免許を持っていて心配」などの相談が寄せられたという。