県は本年度、「AYA世代」と呼ばれる15~39歳の若年がん患者の支援を強化する。自身の経験を基に患者の相談に応じるピアサポーターを養成するほか、妊娠するために必要な能力(妊孕(にんよう)性)の温存への助成や、医療用ウィッグなどの購入支援を行う。就職や結婚、妊娠といった人生の節目と重なるAYA世代のがん患者を心理、経済両面から支援し、負担軽減を図る。

 県健康増進課によると、県内では新規がん患者が年間約1万4千人おり、そのうちAYA世代は300~350人という。AYA世代に多いのは乳がんや子宮頸(けい)がん、甲状腺がんのほか白血病や悪性リンパ腫といった血液のがんで、女性患者の方が多いとされている。