山頂で行われた開山祭の神事=8日午前10時15分、那須町湯本

 本格的な登山シーズンの到来を告げる「那須嶽(だけ)神社開山祭」が8日、栃木県那須町湯本の那須岳山頂(茶臼岳、1915メートル)でひっそりと行われた。山頂で実施するのは2年ぶり。新型コロナウイルス感染症対策として「密」を避けるため、神事のみ行った。

 例年は警察や消防、山岳関係者、登山客ら約300人が集まる伝統行事。昨年は標高1462メートルの峠の茶屋駐車場近くの登山道で実施した。

 この日は晴れ渡る青空の下、那須温泉神社の人見文治(ひとみふみはる)宮司(56)が1人で神事を執り行った。時折体が浮くような強風が吹く中、居合わせた登山客約20人が静かに見守った。