アジアアイバンク協会賞を受賞した篠崎さん=4月下旬、日光市中宮祠

 日光市中宮祠の研究所兼観光施設「日本両棲(りょうせい)類研究所」の所長で、世界保健機関(WHO)移植課アドバイザーなどを務める篠崎尚史(しのざきなおし)さん(65)=同所=は7日までに、角膜移植や献眼普及などに尽力した人物に贈られる、アジア角膜学会の「アジアアイバンク協会賞」を日本人として初めて受賞した。角膜移植に関する研究や、日本でのアイバンク制度の確立など、これまでの活動が評価された。篠崎さんは「名誉ある賞でとても光栄。世界では依然として失明者が多く今後も貢献したい」と話す。

 同所出身の篠崎さんは移植や再生医療の研究者だ。1983年に米ケンタッキー大理学部生物学科・物理学科を卒業後、千葉県の東京歯科大市川総合病院・角膜センター長や日本臓器移植ネットワーク専務理事兼事務局長を歴任した。