プロジェクトを立ち上げたメンバーとオリジナルグッズ

ばんそうこうを貼った山を描いたアシカガエイドのロゴ

プロジェクトを立ち上げたメンバーとオリジナルグッズ ばんそうこうを貼った山を描いたアシカガエイドのロゴ

 【足利】“ケガ”をしたあの山に、わたしたちができること-。一般財団法人「おもい・つむぎ財団」と市内の生活雑貨製造4社らが、2月末に大規模火災に見舞われた両崖山の復興支援プロジェクト「ASHIKAGA AID(アシカガエイド)」を立ち上げた。協働してオリジナルグッズを製作・販売し、今後設立する基金を通じて、支援を求める団体に浄財を届ける。

 プロジェクトは2月末、都内から市への移住を進めていた宇都宮市出身のデザイナー平塚大輔(ひらつかだいすけ)さん(40)が、市地域おこし協力隊員を通じて同財団に支援を相談したことで始動した。

 昨年11月に火災発生場所に近い物件を購入し、事務所兼住居として改装を進めていた平塚さん。火災をニュースで知り「気に入っていた景色が炎に包まれる様子に心を痛めた」という。

 「お世話になる地域のためにデザインで力になりたい」という平塚さんの申し出に、同財団の川端秀明(かわばたひであき)代表(47)が市内4社を紹介、グッズ製作が始まった。

 4社は、昭栄家具センター(木工家具製造・名草下町)、丸信金属工業(アルミ金属加工・借宿町)、トーユー・プラス(プラスチック加工・山川町)、マザーツール(モビール製造・丸山町)。それぞれ、うちわやバッジ、キーホルダーなどを製作した。

 平塚さんが監修した共通ロゴは、傷ついた山にばんそうこうを貼ったデザインで、賛同者からの“手当”を呼び掛けている。

 グッズは市立美術館やインターネットで販売し、売上金の10~15%を基金に入れる。6月7日までを1次期間とし、支援先団体や内容は選定委員会で協議する。

 焼損した山には行政管理地、私有地、神社、個人設置のベンチなどが混在している。川端代表は「管理者の垣根を越えて、支援したい人、受けたい人の受け皿となりたい」と話す。

 (問)同財団0284・43・8913。