飛び込みのワールドカップ(W杯)第3日は3日、東京五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われ、女子板飛び込みで宇都宮市出身の榎本遼香(24)=県スポーツ協会=が事実上の五輪内定を決めた。予選9位通過で日本水泳連盟が定める内定基準(準決勝進出以上)をクリア。準決勝は6位で決勝進出を決めた。県勢の飛び込み競技の五輪出場は史上初めてとなる。本県関係の東京五輪内定はこれで8人目。
榎本は予選5回中1回目を3位の好スタート。3回目でミスが出たが、4回目に高得点で挽回した。18人による準決勝は落ち着いた演技でミスも最小限に抑え、12人による決勝に駒を進めた。
五輪内定を確実にした榎本は「この1年間、18位以内に入るために毎日練習してきた。1回目から足が震えてどうなるかと思ったが安心した」と涙した。
決勝は4日午後4時から、同会場で行われる。