県内新規学卒者の就職内定率

 栃木労働局は30日、今春卒業した栃木県内高校生の3月末時点の就職内定状況を発表した。内定率は過去最高だった前年同期を0.1ポイント下回る99.6%だった。求人倍率は2.05倍で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で0.26ポイント減少した。大卒の内定率は1.9ポイント減の95.9%、短大卒は3.2ポイント減の93.3%だった。

 栃木労働局の藤浪竜哉(ふじなみたつや)局長は「高卒は求人倍率が2倍を維持したこともあり、前年とほぼ同水準となった。就職に至らなかった大卒、短大卒の方を引き続き支援したい」と述べた。

 高卒求人数は6658人で、22.6%減少した。減少は47.2%減となったリーマン・ショック後の2010年以来11年ぶり。産業別では、建設業が1.4%増の1229人だった以外は全産業で前年割れした。特に運輸業、郵便業が43.8%減の205人、生活関連サービス業、娯楽業が43.7%減の260人と大きく落ち込んだ。最も求人数が多い製造業は27.6%減の2394人だった。

 求職者数は12.8%減の3249人。コロナ禍での就職活動を避け、進学に切り替えた生徒が増加した。内定者数も12.9%減の3235人だった。

 大卒の内定率は2年連続、短大卒は3年連続で前年を割り込んだ。栃木労働局によると、早くから就職活動を開始し、数社から内定を得た学生がいる一方、コロナ禍で就職活動が制限され、内定が得られなかった学生が一定数いるという。