連休前で混雑する佐野市役所の市民課窓口

 【佐野】金子裕(かねこゆたか)市長は30日、就任後初の定例記者会見に臨み、証明書交付などの市民課窓口業務の一部を6月10日から民間委託する方針を明らかにした。民間のノウハウを生かし、待ち時間の短縮など市民サービスの向上を図る。県によると県内14市では初めての取り組み。金子市長は「個人情報保護に万全を期しながら、サービス提供に努めたい」と話した。

 委託する業務は、同課届け出証明係が担当する住民異動受付窓口やデータ入力など11業務。受託した労働者派遣事業「セゾンパーソナルプラス」(東京都豊島区)から窓口に17人が配置され、繁忙期は最大22人派遣される。費用は約1億9200万円。委託期間は21年6月から23年9月まで。

 市が市民を対象に2月に実施したアンケートでは、回答のあった986人のうち8割が窓口全般の対応について「よい」と答えた一方、4割強が待ち時間に関して「満足していない」と回答したという。

 市によると、比較的混雑しない木曜の同課窓口来庁者数は約300人だが、休日明けなどの繁忙期は580人ほどが訪れる。民間委託し対応人員を増やすことで待ち時間を半分以下に減らせるほか、職員の時間外労働の削減や他業務への配置換えも行えるという。