母の日の贈答用として、栃木県オリジナル品種の鉢植えアジサイ「きらきら星」の出荷がピークを迎えている。
きらきら星は八重咲きのガクアジサイ。ピンクの花びらに白い縁取りがあり、星形なのが特徴。県農業試験場が開発し、2015年に品種登録した。
鹿沼市下奈良部町の小野口仁志(おのぐちひとし)さん(69)は30日、早朝から妻の淳子(じゅんこ)さん(69)と2人でラッピングやトレー詰めなどの作業に追われた。約2500鉢を出荷予定という。
小野口さんは「特徴のピンク色がよく出ていて出来栄えはよい。ぜひ手に取って楽しんでもらいたい」と話した。
きらきら星の生産農家は県内に9戸。今月上旬までに約1万6千鉢が全国に出荷される。