【とちぎ衆院選】2区・福田氏「政権との対峙」に意欲

 衆院選投開票日から一夜明けた23日、栃木2区で自民党前職西川公也)にしかわこうや氏(74)との激戦を制した民進党系の無所属前職福田昭夫(ふくだあきお)氏(69)は日光市森友の事務所で報道各社の取材に応じた。約9500票差の勝利に「想像以上に勝たせていただいた」と支援に感謝するとともに、今後について語った。

 当選後のあいさつ回りで2時間の睡眠時間で事務所に姿を現した福田氏。前回の199票差から大差をつけての勝利に「圧勝に近い」と評価。「退路を断って無所属で立候補したことや、安倍政権に対する国民の怒りや不安があったのでは」と述べ、「安倍総理としっかり対峙(たいじ)し、追い込みたい」と意欲をみせた。

 公示前には共産党が立候補予定者を取り下げ一騎打ちとなり、自民対非自民の構図となった。県内で唯一、実現した「野党連携」に、「野党連携がうまくいったケース」との見方を示し、「共産党や社民党が前面に出ると逃げていく票もある。頃合いを上手に考えてくれ、感謝している。昨年の参院選の反省が生きた」などと述べた。

 今後については、「立憲民主党の入党の話がきても断らざるを得ない」とした上で「まずは民進党を立て直す」と強調。民進県連についても「前原(まえはら)(誠司(せいじ))代表の思惑通りにはならない。全国の地方組織で簡単に希望の党に行くところはない」との見方を示した。

 福田氏はこの後、宇都宮市の連合栃木を訪れ、加藤剛(かとうたけし)会長をはじめ幹部にあいさつ。その後、東京へ向かい、無所属で当選した議員や希望の党で当選した議員、民進党参院議員ら7、8人と今後について意見交換した。

 一方、落選した西川氏は同日、さくら市内の自宅などで支援者の応対に追われた。落選直後、東京都内の事務所に向かい、書類整理などを終えてから明け方に戻った。激励に訪れた支持者に対し、「心配をかけてしまい不徳の致すところ」などと陳謝した。