「宇都宮地区労」の旗を掲げて組合員らが参加した1997年5月の沖縄平和行進(小口さん提供)

 宇都宮市内の労働組合が集まり67年に渡って活動してきた「宇都宮地区労働組合会議(宇都宮地区労)」が今春、解散した。1950年代後半の高度経済成長期から、大旗を掲げたデモ行進などで盛り上がり、労働者の処遇改善、平和運動で一時代を築いた。時代の変化に伴い継続がままならなくなった。元議長らは「残念」と唇をかむ一方「組合活動のたこつぼ化を防ぐため連帯は必要」と訴える。

 地区労は3月、大会を開き月末で解散した。栃木県内の地区労は、佐野地区労のみとなった。

 宇都宮地区労は54年4月、23労組6854人で発足し「地域共闘」の核となった。女性が結婚すると退職を促す不当解雇や、人員削減などへの反対運動を展開した。ストライキを伴う賃上げ要求が熱を帯びた。