養豚場の防疫措置などを現地視察した福田知事(中央)=26日午後、那須塩原市内(県提供)

 福田富一(ふくだとみかず)知事は26日、豚熱(CSF)が発生した栃木県那須塩原市の養豚場で進められている殺処分など防疫措置の現状を把握するため、現地調査を行った。

 現地調査は豚熱が発生した二つの養豚場のうち、1カ所で実施した。福田知事は同市三島5丁目のキョクトウ三島スポーツパーク体育館で防護服に着替えた後、同市の渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)市長らとマイクロバスで養豚場へ向かった。

 現地では豚が殺処分される手順や、埋却場所の様子などを約1時間確認した。「厳しい仕事を目の当たりにし、従事者の苦労に心を痛めた」と、県外から派遣された獣医師や県建設業協会の会員らをねぎらった。

 調査後、福田知事は作業に当たる県職員らの心身の負担について「職員たちの負担は相当なものがある。無理をして作業に携わらないよう指示した」と述べた。

 県によると、26日正午現在、二つの養豚場の計約3万7千頭のうち、52.4%に当たる1万9401頭を殺処分した。県職員らの動員は延べ6290人となった。