新型コロナウイルス感染症対策本部会議後に記者会見する福田知事=23日午後、県庁

 県は23日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、大型連休期間中の感染拡大を防ぐため、24日~5月16日、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域への不要不急の移動を避け、都道府県をまたぐ移動も慎重に検討するよう呼び掛けることなどを決めた。感染症対策に取り組む飲食店を認証する新たな制度「とちまる安心認証」の申請受け付けを5月中旬から開始することも決定した。福田富一(ふくだとみかず)知事は会議後の記者会見で「第4波の攻防が続いている。ゴールデンウイーク(GW)を静かに過ごし、感染拡大を食い止める期間としたい」と強調した。

 県独自の警戒度は5段階で3番目の「厳重警戒」を維持する。新規感染者数は1日当たり20人程度で推移しているものの、感染経路不明の割合は増加している。病床使用率は25%を超え、警戒度では5段階で2番目の「ステージ3(重点措置)」となっている。

 国の方針に基づき、警戒度に新たな指標「入院率」を追加した。療養が必要な人の入院割合を示すもので、医療の逼迫(ひっぱく)状況をより正確に把握する狙いがある。また、感染再拡大の予兆を早期につかむため、20、30代を中心とする世代別の感染者数や割合、検査陽性率なども警戒指標に加えた。

 とちまる安心認証については、県が昨年6月から始めた「感染防止対策取り組み宣言」を実施している飲食店を対象として、5月上旬に基準を公表する予定。

 増加傾向にある変異株感染への対策では、21日から新規感染者全員のスクリーニング検査を開始。変異ウイルスを特定するゲノム解析については、26日の週から開始する。

 GWを控え、大人数が集まる飲食やパーティーへの参加を控え、特に普段は一緒に過ごしていない親族や友人との会食の自粛も求めた。