ドキュメンタリー映像を制作した篠崎さん

 【佐野】吉水駅前1丁目、アマチュア映像作家篠崎翼子(しのざきよくこ)さん(79)がこのほど、ドキュメント映像「150年の旧家を背負った男」を制作した。作品の舞台は明治時代に建てられ、昨年取り壊された、田中正造大学で事務局長を務める坂原辰男(さかはらたつお)さん(65)の生家。約10分間の映像では、取り壊し前の建物の様子や取り壊しを決めた坂原さんの苦渋の表情を収録。誰もが抱く愛着ある住まいへの思いなどをありのままに撮っている。

 篠崎さんは約25年前、市のビデオ講習会に参加して以降、映像づくりの活動を継続している。鉱害事件があった小坂鉱山のある秋田県出身で公害への関心が深く、田中正造(たなかしょうぞう)を扱った映像作品も制作してきた。その縁で坂原さんと知り合ったという。