過去の真岡市長選

 任期満了に伴う真岡市長選は、25日の投開票日に向け残り2日となった。再選を目指す無所属現職の石坂真一(いしざかしんいち)氏(65)=自民、公明推薦=が1期目の実績や組織力でリードを保ち、前市議で無所属新人の佐々木重信(ささきしげのぶ)氏(81)は支持の浸透に全力を挙げている。両陣営は新庁舎周辺整備事業の是非などを巡り論戦を繰り広げており、市街地を中心とした街頭演説などで最後の追い込みを図る。

 12年ぶりとなった選挙戦は、市が新庁舎北側に予定する図書館機能を備えた複合交流拠点施設整備事業が最大の争点。

 石坂氏は「衰退する中心市街地の活性化が必要。相手候補は図書館建設に44億円かかると主張するが、事業費の限度額は39億円。国の補助金約21億円や基金の一部を充て、一般会計から支出するお金は2~3億円で済む」などと強調する。

 街頭では新型コロナウイルス対策を含む4年間の成果や、新工業団地造成などの2期目の公約を前面に打ち出し支持拡大に努める。

 市内7地区に支部を設ける後援会や現市議20人のうち19人でつくる「支援する議員の会」をフルに動員し、政策ビラの配布や電話作戦、会員制交流サイト(SNS)を活用した選挙戦を展開。運動の上滑りを懸念し、組織を引き締める。

 3度目の市長選に挑んだ佐々木氏は「今の図書館はまだ使える。44億円の図書館等の建設は中止し、新庁舎周辺には農産物直売所を整備する」などと主張。

 建設中止で浮く事業費などを財源に新型コロナ対策で市民1人に5万円を給付するほか、水道料金の引き下げや福祉バスの全地域ネットワークなどを訴え、精力的に遊説活動を行う。

 県議3期、市議通算4期で培った支援者らが協力。運営する学校法人や社会福祉法人の利用者と家族に公約を記載したはがきを郵送し支持を求める。ホームページを開設したほか、街頭演説の動画を公開して無党派層の掘り起こしにも努め、票の上積みを目指す。