4時間以上続いた民進党の地方組織幹部を集めた30日の会議は、希望の党への公認申請を巡り地方組織から疑問や懸念が相次いだ。

 本県から出席した松井正一(まついしょういち)県連幹事長は「栃木県連は全体で希望の党に行くと決めた」とした上で、両党で公認調整が必要と予想される栃木1区の問題を取り上げ「何としても渡辺典喜(わたなべのりよし)氏に公認を」と発言した。1区の党所属地方議員で執行部宛に嘆願書も提出したという。

 1区を巡っては民進党公認候補予定者だった柏倉祐司(かしわくらゆうじ)氏が衆院解散直前に離党届を提出。県連は受理せずに除籍とし、渡辺典氏の擁立を決めた経緯がある。しかし民進が希望への事実上の合流を決めたことで、既に希望公認に向け動きだしていた柏倉氏とぶつかることになった。

 会議では「希望の党が既に50人程度の1次公認を内定している」との情報の真偽をただす地方組織もあった。前原誠司(まえはらせいじ)代表は「そのようなうわさは否定して下さい。現在調整中だ」と述べたという。

 下野新聞社の取材に対し、松井氏は「仮に柏倉氏が希望の党公認となった場合は民進党県連として支援は難しい」と述べた。だが県連が交渉できる希望の党の窓口もないのが現状。県連の焦燥感は募るばかりだ。