高齢者を対象に行われた新型コロナワクチンの集団接種=21日午後1時25分、小山市神鳥谷

 一般高齢者対象の新型コロナウイルスワクチンの集団接種が21日、県内で初めて小山市で始まった。事前に申し込んだ65歳以上の高齢者320人に接種。約50人の医療従事者らが対応し、事前のシミュレーション通りスムーズに行われた。

 接種会場となった同市神鳥谷(ひととのや)の市健康医療介護総合支援センターでは午後1時から、30分間隔で予約者約40人ずつが会場内に入った。

 同市駅東通り3丁目、不動産会社社長松本九平(まつもときゅうへい)さん(81)は「対応も良く、スムーズに受けられた」、同市横倉新田、主婦佐藤八千代(さとうやちよ)さん(70)は「経験を他の人に伝えていきたい」と話した。

 市によると、本人確認、検温、予診、接種、状態観察まで、一連の流れが想定通りに進んだ。

 集団接種は同日のほか、22、24の両日を含めた延べ3日間で975人分を行う。キャンセル分は医療従事者に接種するとしており、21日は5人のキャンセルがあった。また、接種後1人が体調不良を訴えて近くの病院で診察を受けたものの、大事には至らず帰宅したという。

 市が16日に行った予約受け付けでは、開始から5分ですべての枠が埋まるなど混乱も見られた。小林典子(こばやしのりこ)保健福祉部長は「今回は非常に少ない受け付け人数になってしまった。今後の予約はある程度ワクチンの供給量が増えてから行っていきたい」とした。